The Ladder

というわけで今日はYESの「ラダー」を聴いてみる。
伝え聞くところによるとどうやら“ザ・ラダー”とか言うグループが存在するらしいが、関係は一切ない。
いや、ぶっちゃけ、久々に「これだッ!」って感じのアルバムに出会えた気がするw
アルバム自体は99年のものだが、相変わらずジョンの声は美しく張りがあってよく透り、とても50過ぎのオッサンの声だとは思えない(マジで)。
で、実際はそれだけではない。全体な感じとしてはポップなんだが、久々に「これこそYESだッ!」と思える曲が入っているのである。
1曲目の「ホームワールド」など、途中で調や拍子が変わる所などは「来た来た来た来た〜!これだよこれ!これを待ってたんだよ!!」と思わず叫びたくなってしまったw
しかし、1曲目のインパクトがでかいせいか、その他の曲は、ぶっちゃけて言うと、結構単調で退屈なのである。
しかし、そうは言っても、結構聴かせてくれるのである。
三味線のような音で始まり東洋的な雰囲気を醸し出している2曲目の「イット・ウィル・ビー・ア・グッド・デイ」や、YES流ポップスとも言うべき3曲目の「ライトニング・ストライクス」、万人受けしそうなラブ・ソングの6曲目「イフ・オンリー・ユー・ニュー」など。
また、8曲目「ファイナリー」9曲目「メッセンジャー」10曲目「ニュー・ランゲージ」などは、「ホームワールド」ほどではないにしろ、プログレ的な要素を含んだ曲となっているし、4曲目の「キャン・アイ」などは、「天国への掛け橋」を思い出すような曲である(何言ってるかわかんねぇよジョンw。まあインスト曲とクレジットされてるんだけど)。
90125YES以降は全然聴いてないのだが(ロンリー・ハートトークしか持ってない)、ハウ師匠も戻ってる事だし、最近の作品群では久々の傑作アルバムだと思う。