THE 地球防衛軍

「お前好みの面白いゲームがあるよ」と友人に言われ、言われるままに借りてみた。
しかし最近のゲームはみんなキャラクターやグラフィックやイベントムービーにばかり力を注いでいる感じがして、どうも面白そうと感じるゲームがなかったのである。
しかもこれはSIMPLE2000シリーズ。「本当に面白いのかね?」と半信半疑で借りた次第であるが…。
うはッ!これマジおもしれぇッ!!
ストーリー、というか内容は、異星人(巨大生物)の侵略から地球を守る、という至極簡単なもの。ぶっちゃけ話なんてなきに等しい。
なんだけど、そんな事が気にならないくらいに面白い。
スターシップ・トゥルーパーズのような虫(巨大蟻)が画面狭しと襲ってきて、インディペンデンス・デイのような空飛ぶ円盤が空を飛び交い、ゴジラみたいな怪獣が街中を闊歩する…。
それをたった一人で迎え撃つわけだけど、群がる敵をマシンガンで一斉掃射、グレネ―ドで一気に吹っ飛ばしたり、戦車やヘリで応戦したり…
装弾数は無限。したがって撃ち放題。市民を撃ち殺そうがペナルティなし。円盤を撃てば空中で爆発しながら落下、巨大輸送船(本当にでかい)を撃ち落とせば炎上しながら墜落(近くで見るとマジ迫力ある)、ロケットランチャーを撃てばビルも吹っ飛ぶこの爽快感!
正にスターシップ・トゥルーパーズをそのままゲームにしたような感じなのである。
欠点というか、マイナス点も少しはあって、処理落ちがする(これはこの敵の数を考えたら殆ど仕方ないと思う)ことや、似たようなステージが多数、キャラにあまり魅力が感じられない等あるのだが、そんな事、本当に気にならないほどの問題なのである。
難易度も5段階(EASY〜INFERNO)あって、1人だと(2人プレイ可能)ハードの中盤あたりから進めなくなってくるというのも、アクションをやりこんだ人でも充分楽しめるつくりになっている。
しかも難しい難易度をクリアすればそれだけ強力な武器も手に入るので、それを目標にするのもまた面白い。
「シンプル・イズ・ベスト」という言葉があるが、正にその通り。ぶっちゃけ7800円で売られているそこらのゲームの何十倍も面白いゲームだ。