危うく死ぬところだった(爆)

サザエさんを見ていて、凄く懐かしい、というか、凄く共感する事があった。
それは、源氏物語を読んでいたマスオさんが、神社の神主(だったと思う)を見て、一瞬本の内容が現実に起こったのではないかと錯覚して物凄く驚いている、というシーンだったのだが、実は、俺もこういう経験をしたことがある。
それは今から大体数年前、夜中に「吸血鬼伝説〜ドラキュラの末裔たち〜」というホラー小説を読んでいるときだった。
この本は短編集で、その中の1篇「墓からの悪魔」というエピソードを読んでいた時だった。
物語が大体中盤に差し掛かり、丁度「この世のものとは思えない形相をした顔が、窓の外からこちらを覗いていたのだ」という文を読んでいた時…
いきなり親父が「どうした?」と(ノックはおろか物音すら立てずにドアをあけて)首だけ出して部屋を覗き込んできたのである(ちなみにその時は音楽等をかけていなかったので殆ど無音状態だった)。
普段は「こんな非常識な事は起こるわけねぇ」と冷静に対処する俺なのだが、この時だけは、一瞬思考が停止して、なにが起きてるのかサッパリわからなくなった。ぶっちゃけ、マジに本の中の事が現実に起きたのではないかと思った。
まあ、こんな事書くと「馬鹿だなぁ」なんて思うかもしれないけど、実際やられてみなさい。本にのめりこめばのめりこむだけ心臓が止まる思いができるから(心臓の弱い方はやらないでね)
本当に、危うくショック死するとこだったよ(爆)