未来は自分で決めるもの

さて、せっかく時間があり、尚且つ明日は休日なのでたまには最近見てないものを見ようと思い、バック・トゥ・ザ・フューチャーのトリロジ―BOXを引っ張り出してみる。
見るのはパート3。
シリーズ物は回が進むに連れてどんどんつまらなくなっていくのが普通だけど、BTTFはそんなことが全く無い。いや、むしろ纏めてみて初めて面白さが判る作品だといってもいい。
本来シリーズ化されるはずじゃなかったのに、後のシリーズに上手く続いてるとこなんか凄い。
特に、パート1の最後でマーティを未来に送り出したドックが、パート2の同じシーンで未来から戻ってきたマーティに遭遇するシーン。よく繋がってるなぁ。
それから、パート2からの伏線も話しに上手く盛り込まれてるし、流石、同時に撮影しただけはある。
そのほかにも、結構見ててニヤリとするシーンが沢山ある。
決闘の時刻を決めるときにマーティが言ったのはハイ・ヌーン(名作西部劇「真昼の決闘」実際の時間と劇中の時間がほぼ同じ)だったり、クリント・イーストウッドの傑作西部劇「荒野の用心棒」(黒澤明の「用心棒」の内容を無断借用した悪名高き作品でもあるw)にオマージュが捧げられてたり、列車強盗(らしき事)をやったりと、西部劇ファンなら思わずニヤリとするのではないだろうか?
今回も、アラン・シルヴェストリの音楽は素晴らしいし、あのメインテーマのアレンジは個人的には大好きである。
今回は、マーティというよりドックの恋愛模様が色濃く描かれてるけど、それもいいと思う。だってこの映画の主人公はマーティとドック二人なんだから。
それに、未来に戻るシーンはいつ見てもハラハラするし、最後のドックの言葉も胸に残る。
やっぱ、こういうのを「娯楽映画」って言うんだろうね。