空港で9ヶ月の間待ちぼうけを喰らった男の物語

と、いうことで、本日は大学の友人2人と高校のときの時の友達(いつもの奴)とともにターミナル」を見に行ってみる。
前半はとにかく眠く、さほど後半に期待はしていなかったのだが、話が進むに連れて段々と面白くなってきた。
特に、重病の父親の為に薬を届けようとするロシア人のエピソードから、物語は意外な輝きを見せてきた(と、個人的には思う)
その他、そこはかとないユーモアの感覚も織り交ぜてあり、なかなかいい出来をしていたと思う。
しかし、一番の評価点は、ラストでトム・ハンクスキャサリン・ゼタ・ジョーンズがくっつかなかった事である。ここでもしセオリー通りにくっついていたら興ざめもいいところだと(個人的には)思う。
ここでも、空港を出て行こうとするヴィクターのあとをぞろぞろ人がくっついていくところで、フォレスト・ガンプを彷彿とさせたりと実に香味深い。
また、それに対するディクソンの対応も「もう、どーでもいいよ」という感じで個人的には好きである。
そして、一番印象に残るのがNYに来た理由。今のご時世、こういう人情味のある話ってのは絵空事なのかもしれないけど、やっぱり良い。
今回は全く期待していなかったので、実に良いものを見た気がした。