アレキサンダー

本日は中学時代からの友人2人と「アレキサンダー」を見てきた。
昨年から続く“伝説物超大作シリーズ”の第3弾が本作である。
確かにキャストの面では(好き嫌いを抜きにして)「トロイ」に一歩譲るが、作風としては断然こっちの方が良く出来ていると思う。
執拗に東方遠征を行なおうとするアレキサンダー、そして次第に深まる部下との溝、母の呪縛云々…
戦闘シーンではなく物語に重点を置いて描かれているため、“英雄”としての「アレキサンダー」を見に来たのであれば少々肩透かしを喰らうかもしれない。しかし、それでも戦闘シーンはなかなかの大迫力であり(ただ少し撮り方が荒いような気もするが)、ヴァル・ギルマーやアンソニー・ホプキンスアンジェリーナ・ジョリー等の演技はなかなかなものなので、ストーリーを重視する人には納得の良く出来ではないだろうか?(ただ、コリン・ファレルだけはどうしてもイメージと違う気もするのだが…)
また、ヴァンゲリスの音楽も荘厳なもので作風にマッチしていると思う。ちっと出番が少ないような気もするが。
どうやらこの作品、早々にラジー賞にノミネートしてしまったようだが、個人的には久々の“当たり”であると思う。