グリース

グリース

3月と言えば卒業シーズン。通いなれた通学路、見慣れた教室、親しい友人との別れに涙する(かどうかは人それぞれ)のと同時に、うぜぇセンコー苦手な先生達とやっと別れられて気分はサイコ〜♪な人が殆どだと思う。
しかし、こんな時期は二度とないのだ。良くも悪くも、いずれは大事な思い出になることだろう(多分な…)。
と、言うわけで今回は、そんな“楽しかった”学園生活を思い出せる(かもしれない)映画を紹介しよう。
題名は「グリース」!!
1978年アメリカ/監督:ランダル・クレイザー/出演:ジョン・トラヴォルタオリビア・ニュートン・ジョン、ジェフ・コナウェイ、ストッカード・チャニング/カラー、110分
あらすじ:舞台は50年代のアメリカ。夏休みを通して出会ったダニーとサンディはそのまま恋に落ちるも、彼女は休みが終わるとオーストラリアに戻らなければならなかった。
ひと夏の恋で終わったはずが、新学期早々、なんと彼女は父の仕事の都合でダニーの通う高校に転校してきたのである。
突然の再会に喜ぶサンディだが、実はダニーはテカテカリーゼントに皮ジャンという出で立ちの不良グループのリーダー。仲間の手前、つれなく接するダニーに対し怒ったサンディは…。
というのが大まかなあらすじで、71年に初演が公開されたブロード・ウェイ・ミュージカルを元にした作品である。
時代が古いッ!つーかこいつ等全員高校生には見えねぇッ!!という突っ込みは却下である。
本作最大の見所はやはり、土曜の夜にフィーバーしまくったトラヴォルタと、70年代に様々なヒット・ナンバーを出したオリビアをはじめとした登場人物のミュージカル・シーンである。
「オリビアって誰だよ!?そんな奴シラネーぞ?」と思った人も居るだろう。まあ、俺もあまり聴いたことはないのだが(爆)一番判りやすい説明としてはジブリ作品「耳をすませば」の冒頭で流れるジョン・デンバーの「カントリー・ロード」を歌っているあの人である。
まあ、今から見れば楽曲やファッションも古いのだが、一度慣れてしまえば全く問題なく、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような“古きよきアメリカ”を体験できる。
それだけではなく、誰でも一度は経験する恋愛模様や友情、悪友の大切さなどが上手く盛り込まれていて、展開はありきたりながら全く飽きることがない。
たまには、こういう青春映画も如何でしょう?