Deep Love

最近は映画見てねぇなぁ…と言いながら実際のところは最後に映画を見てから(記憶が正しければシャル・ウィ・ダンス?が最後)1ヶ月も経っていないので、普通の人から比べれば全然“最近見てない”わけは無いのだが、一応かつては毎日のように見ていた者としてはこれでも充分“最近見てない”となるのである。
まあ、別に見なくても死にはしないのだが、さすがに「クリムゾン・キングの映画帝国」と銘打ってあるので映画を見なけりゃネタ振りも出来ないし話にならん。ということで、一応、少し前(ということにしておこうw)にブームとなった「Deep Love アユの物語」を見てみる。
女子中高生の間で爆発的なブームとなり、サイトへのアクセス数は2000万件を突破。ノベライズ版?のセールスはトータル250万部?突破と、まあ今更説明するまでも無いだろう。とにかく、すんげぇヒットした原作の映画化、ということだ。
で、原作の方はといえば勿論未読。小説のくせに横書きだったので読む気が失せたのである。
ということで、ここは一応、映画のみの評価としておこう。
ズバズバ行きましょう。一応これは泣ける映画としてカテゴライズされてるみたいだが、言っていい?
どこが泣けるの?
これのどこら辺が人々の共感を得たのでしょうか?
誰も信じられなくなった少女が、一匹の仔犬やおばあちゃん、難病を抱える少年達と出会って人としての暖かさを思い出す…てな感じのプロットは、まあいいだろう。だけど、実際にすんげぇ感動するかといわれれば、こんな話、今までにも腐るほどに出ているし、細部が荒すぎである。
難病の少年に手術を受けさせるために、金を稼ぐのはまあ良いだろう。しかしその手段が援助交際とは…もっと他に手を考えなかったのかね?金を得る手段としてはいいかもしれないが、感動させようとする手段が援交じゃ興ざめもいいところである(しかも純真な少年を救う手立てですよ?)。
それに、少女が死んでしまうというのも、まあまだ目を瞑ろう。しかしそれがエイズですか…。感染から発症までの期間が年単位のエイズで死んだのですか…。
アユはそんなに前からエイズに感染していたのですか。そうですかそうですか。
随分都合良い時に死んだものですね。
んで、最後は「この作品を援助交際エイズに感染した少女たちに捧ぐ」みたいなテロップで締め。
これで纏めたつもり?
これで纏めたつもり?
こ・れ・で・ま・と・め・た・つ・も・り???
不慮の事故とかで感染したのなら仕方ないけど、これに至っては完璧に自業自得じゃん。
まあ、人はどう思うか判らんけど、個人的には「援交は良くないよ」って事しか伝わってこなかったがな。
…と、今回は非常に辛口で攻めてみた。
ん、たまにはこういうのも悪くねぇな。褒める文より書くの楽だしw