王の領域

RPGは好きではない。
やたら長い話を聞き、好き勝手に色んなところにいけなかったり、敵にエンカウントして行きたい所になかなか行き着かなかったり、戦闘がやたら長かったり…。
と、これらはみなFFⅧを一番初めにやってしまったが為に起きてしまった拒否反応。
しかし、ここにそんなEPGの鉄則を打ち破った異端児がある。
キングス・フィールド
この前、約5年かけてようやくⅣをクリアした。
初めてやった時は、そりゃもうどうしようもないゲームだと思った。
ゲーム開始、さてなにをしようかと思えば前方に薬草らしきものが植わってる。
「とりあえずあれを採ってみるか」と足を踏み出す…
うわぁぁぁぁぁ!!!!!…死亡。
「えッ!?今の何!?」と復活後に良く見ると、足元が崩れ去る事が判明。
ゲーム開始後5秒で死亡(しかも敵に遭遇することなく)という冗談みたいな経験を久しぶりにしたw
でも、進んでくと、これが物凄く面白い。
特にやらなければいけないイベントはこれといってなく(物語上重要なアイテムでさえ取らなくてもクリアは可能。ただし取っておいた方が色々な意味で便利)、先に進むためにアイテムが必要になっても「あれ?ここって、○○がなくても頑張れば行けんじゃね?」と思い突っ込んでくと案の定行けちゃったり、「あれ?ここのボスって無理に倒さなくても先に進めるんじゃね?」と思ってたりすると本当に倒さなくても進めちゃったり…。
レベルに関係なく問答無用に強い敵がウヨウヨいるフィールドに行けちゃったり…。
ストーリー性は薄いけど、それ以上に、自分が道を切り開いていく、「ここまで来たぞ」という達成感が半端ではなく大きい。恐らくこんな経験が出来るRPGって殆どないと思う。
いまさらだけど、キングスおもしれぇ。
(ただ、なんか悔しいのでそのうちⅧの方もクリアしてみようと思う)