どうせ散るなら、派手に散ろう

ということで、合計年齢370歳の金庫泥棒の話「死に花」を見てみる。
高級老人ホームで悠々自適に暮らしているお爺様方がひょんなことからせっせと穴を掘って金庫を破るのだが、笑いあり涙あり?で飽きさせずに最後まで見せてくれる。
穴掘りのシーンがどことなく「大脱走」に見えたり、ビング・クロスビーの言葉が引用されていたり、007のパロディがあったりと映画好きにはたまらない。
しかし、単にコメディとして描いているのではなく、時に老いに対する不安、若かりし頃の思い出とうノスタルジックな気分になる場面もあるのが良い。
金庫破りのシーンは結構アレなのだが、まあ見ていて面白いので良いw
ラストは少し切ないが、これもまた良いのではないかと思う。
若い俳優が殆どいないので、華は少し欠けると思うが、色々な意味で楽しめる作品だと思う。