チューブラー・ベルズ

と、言う事で今日はマイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」を聴いてみる。
流石に彼の名前を聞いてピンと来る人は少ないだろうが、チューブラー・ベルズと言う名前は結構有名ではなかろうか?
まあ、曲名を知らなくともこの曲は、よほど世間に関心が無い人で無い限りは絶対に一度は耳にしたことがあるはずである。
そう、あの「エクソシスト」のテーマ曲である。
と、言っても元々これは「エクソシスト」の為に作られた曲ではなく、マイクのデビュー作である本作をレコード会社が勝手に映画に提供してしまった、というのが真相だそうだ。
当の本人は激怒したそうだが、そのお陰で名前が売れたので、責めてばかりもいられないだろう。
と、裏話はこのくらいにして、映画ではあの印象的なイントロ部分しか使われていないが、本編のチューブラー・ベルズ・パート1はなんと25分もある大作である。
最初はあの単調な旋律を繰り返しているだけだが、次第に様々な楽器が重なってきて一気に盛り上がっていき、時に幻想的に、時に激しく、時に物悲しく展開する。
続くパート・2も、パート・1とはまた違った展開をみせるが、中盤あたりのかなりビートの利いたパートで妙なSE(つーか声)が入るので一瞬「なにこれ!?」と思ってしまう。が、結果としてはそれも上手く作品にマッチしている。
アルバム全体で2曲という物凄く大胆な構成ながら、様々に展開していく旋律は聴き流すのには少々勿体無いところだ。
だけど、個人的には次回作の「ハージェスト・リッジ」の方が曲調的に好きだったりするw
次は「オマドーン」に挑戦だw