シャイニング

で、その帰りに、レンタル・ショップに寄ってくる(そんな事してる暇があったら買った物を少しでも減らせ、というツッコミは却下)
元々は「アイ,ロボット」を借りようと思っていたのだが、生憎全部貸し出し中だったので、前々から見ようと思っていながらなかなか手を出せなかった「シャイニング(97)」と「ローズ・レッド」を借りてくる。
そして、今日は「シャイニング」を見てみる。まず一言。
うへぇッ!長ぇッ!!
キューブリック版「シャイニング」の出来に大いに不満を感じた原作者のキングが製作総指揮と脚本を担当し、出来たのが本作である。
なかなか原作に忠実に作ってあるらしく(原作は少ししか読んだことがない)、テレビ映画として製作された事もあって上映時間は274分もある。
見る前は、ただ話がグダグダ進んでくだけではないのか?と些か心配になったが、なかなかどうして、結構イケてるのだよ、これが。
流石に、キューブリックの映像センスと恐怖の演出の素晴らしさには1歩譲るが、時間が長い事もあって人物の描写とかがかなり深く描かれているし、それぞれの役者達もなかなかはまり役である(しかしやはりニコルソンのあのキョーレツなインパクトには敵わないがw)。
また、流石に原作者が脚本を書いてるだけあって、後半の家族愛の挿入の仕方も無理が無くて良い。
ただ、ボイラーの圧力が上がりすぎてホテルが吹っ飛ぶのは良いのだが「お前たちは大切な事を忘れてる。今日パパはボイラーの圧力を下げていない」と息子に言われた親父(否、ホテルの悪霊)が「しまったッ!ボイラーの圧力下げ忘れちまったぁぁぁぁぁ!!!」と大慌てで走っていくシーンは、一瞬ギャグかと思ってしまった。
しかし、それを除けば、なかなか良い出来をしていると思う。無論、個人的にはキューブリック版にはちょっと敵わないと思うが。
あとは、やっぱり時間が長い事やね。
流石に2度目はチト辛いものがあるよw