実は存在してるんです

2000年に「エクソシスト/ディレクターズ・カット」が公開されたのはまだ記憶に新しいと思う。
そして、立て続けに、「エクソシスト・トゥルー・ストーリー」(ウィリアム・ピーター・ブラッティが「エクソシスト」を執筆するに当たって参考にしたとされる、実際に起きたとされる悪魔憑き事件を映画化したもの。かなりつまらない)、そして、昨年は、「エクソシスト」の前の話を映画化した「エクソシスト・ビギニング」が公開された。
2000年にディレクターズ〜が公開されたことにより、本作の存在を知った人も多いと思う。
それと同時に、本作は1作品のみしか存在しないものと思っている人も、結構居る事と思う。
しかし、実はこれ、3作目まであるのである。
内容はというと、2は教会の命令を受けた神父が前作の事件を調査する、といった感じで進む。民俗音楽の要素などを取り入れた音楽はなかなか良いが、すこし退屈な作品である。
そして3はと言うと、3の出来が気に入らなかった原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティが自らの原作「LEGION」を自分の手で映画化した1の正統な続編であり(2には関与してないらしい)、出来としてはサスペンスのような印象を受けるが、場面場面の恐怖描写はかなり素晴らしく、また宗教等の要素も含まれているので正統派ホラーとしては抜群の出来をしている。
ホラー映画を少しでも見ている人なら周知の事実だと思うが、エクソシストを見てもし興味をもたれたなら、是非この作品を見ることをお薦めする。