(緑)仮面の男

というわけで、今回は「マスク」を見返して見る。
まあ、恐らく今公開されている「マスク2」にあわせて「これでも見てもっかい予習しとけやッ!」っていうテレビ局のありがたぁ〜い計らいからだろう。
最初にこの作品を見たのは大体10年位前。劇場にこそ行かなかったが、確かレンタル開始直後に借りてきた覚えがある。
その当時は勿論ジム・キャリーキャメロン・ディアスなんて知る由も無く、ただ「オモロイ兄ちゃんだなぁ」とか「綺麗なオネーサンだなぁ〜」なんて事思いながら見てただけだったが、今考えると、かなりすげぇキャスティングである。
で、久々に見返した感想だが、あの頃からだいぶ映画の見方は変わったが、それでも充分に楽しませてくれるものであった。
勿論、ストーリーや設定などはこの手のコメディらしく荒唐無稽であるが、実際、そんなこと気にして見る映画ではないのでそこはスルー。漫画の世界から飛び出したような緑の仮面野郎の巻き起こすおかしなおかしな騒動を腹を抱えて堪能すればそれで良いのである。
実際、生身の人間では到底出来ないような芸当を、CG合成によってさも当たり前のように見せてくれるところなどはかなり面白い。ポケットからバズーカ砲が出てきたり、地面に落ちればぺちゃんこになり、愛しの人を見つければハートが胸から飛び出し、びっくりすれば顔面が飛び出し、銃で撃たれりゃ水漏れするw(確か腕が大量の銃火器になるシーンは「アラジン」の2作目か3作目でパロってあったと思った)
マスクの説明は一応してあって、北欧神話にでてくるロキをかたどったものだとか。だけど実際これは次回作でキーになってくることらしいので、今回は流していいだろうw
人によっては、ジムのキャラに抵抗を覚える人もいるかもしれないが、とりあえず、万人にお薦めできるコメディ映画、と断言していいだろう。