七剣

というわけで「セブン・ソード」。
まあなんて云うか、見た感じプロットがどことなく「七人の侍」と似通ってるような気がした。助っ人を呼びに行くところとか、剣客が七人というところとか。まあ、こういう話は自ずとパターンは決まってくるし、何より原作が存在してるらしいので、どっちがどっちを模倣した、ということは敢えて考えないでおく。
で、中身については、何でそこでそう云う行動取るの?と問いただしたい部分が結構あったりする。
例えば、囮と称して馬を放したのに、愛着がある馬に向かって「元気でなぁ!」とでかい声で叫んだり。敵に場所悟られるのでは?という考えは頭の中を過ぎらなかったのか?
助っ人に来た筈なのに、仲間がつかまったら残りの全員で助けに行っちゃうし。密偵がいるという状況なのだから、一人くらい残していかなくても良いんだろうか?
また、七剣士それぞれの描写の甘さ、七剣それぞれの説明が全然されてないので、誰が誰で何が何だかサッパリ判らない。
音楽はなかなか壮大なのと、ラストのドニー先生のアクションは相変わらずすばらしいので、もう少し(というかもっと)煮詰めたらきっと傑作になっていたのではないか?と思う作品だった。