ソウ5

ジグソウ:よう!俺ジグソウってんだ。実はもう死んでんだけど、いろいろあってまだこの世に思念が残ってんだ。
でさぁ、俺思うわけよ。最近ホラー映画ってなんか軟弱じゃん?
ホッケーマスクの野郎は宇宙の果てでぶっ飛んじまった
指にナイフつけたロリコン野郎は相変わらず小娘どもの夢ン中入り込んでいたずらしてやがるし
電ノコもったデブはどっからどー見たって襲ってるっつーよりダイエットしてるって感じだし
顔面白マスクの兄ちゃんは相変わらずそこら辺をうろうろしてるみたいだし
へんちくりんな人形はお人形さんごっこしてるみたいだし…
まあとにかくだ、今はガッツのあるやつがいなくなっちまったって思うわけよ。
でも昔みたいに、斧とか鉈でボンボコ殺してもなんか芸がないじゃん?
そもそも俺病人だし、そんな面倒なことしてたら疲れるだけじゃん?
だからいろいろ作って、うまくカモどもが引っ掛かって死ぬような仕掛けを作ったわけよ。
な?俺って頭いいだろ!?これなら余計な体力使わないで済むじゃん?
だけど俺、一応病人だし、いつ死ぬか分からないじゃん?
だから俺、弟子をとったの。一人は観客サービスで若い女の子。もうひとりは事後処理のことも考えて警察の野郎を寝返らせたの。
な!俺って頭いいだろ!?観客サービスと自分の計画を両立してんだぜ!
でさぁ、結局小娘の方は、ただのお飾りだったから、まあ早々に捨てたんだけどさ、野郎のほうは結構使えるんだよ。
まあ、まだ駆け出しのひよっこだから、俺様の指示がないと危なっかしいんだけどな。
だけどとりあえず、ちょっとうざいFBIの野郎も潰したことだし、一応ひと安心かな。
ま、あいつが一人前になるにはあと4作位は必要だから、それまでじっくり俺たちの活躍見ててくれや!
いっそホッケーマスク野郎の記録も破ってやろうかな!!