グロテスク

“霊体ミミズ”で一世を風靡した「ノロイ」で一躍有名になった白石監督が「日本のスプラッタも世界に通用するんぢゃいッ!!」と鼻息荒くして作り上げたかどうかわからない作品。
ストーリーをかいつまんで言うと、誰からもモテないネクラ野郎がカップルを見るたび逆恨みして「感動させてくれ」という名目のもとひたすら八つ当たりの拷問を繰り返すというもの。
上映時間は1時間少々と割かし短い。主演女優も長澤つぐみという元AV女優なため最初は「これってAVなんじゃね??」という長い濡れ場がある。
残虐描写は悪名高き「ギニー・ピッグ2」を彷彿とさせるが、アングル等の関係で肝心なところはあまり映っていない。
しかし、またんきを潰す等男殺しの描写があるので、映像は映っていなくても十分痛さを感じる場面はある。
ま、最後のほうになってくるとほとんど冗談のような展開になってくるので、この手のものを見慣れた人は笑って見られるかも。
しかしDVDジャケットの裏にR-20ってのが書いてあるんだけど…ねぇ。