ももドラァッ!!

昨日は袖ヶ浦で開催されている氣士團万博に参戦しておりました。
普段はJロックは聴かない自分ですが、行きました。その理由ですか?
そりゃアナタ、ももクロちゃんが出てるからですよ。
今から約2年前に、よく拝読させていただいてるブログで「シロメ」という映画が紹介されてて、そこで初めて存在を知ったんですね。
そっから、ずっと気になってて、いわゆるにわかファン状態ってやつですね。今では立派なモノノフの一人という状況なのですが、この場を借りて、あそこで「シロメ」を取り上げてくださったアガサ様に心から感謝します。
あれがなかったら、自分も、ももクロちゃんに出会うのもっと後だったと思いますから。
で、思い出話はまあここまでにしといて、本当は違う映画を書こうと思いましたが、せっかくなのでももクロちゃん関連を書こうと思ったり。

ももドラ momo+dra
元々、テレ朝動画で無料配信された5話のオムニバスドラマを一つにまとめて劇場公開した、という代物。
ストーリー。
エピソード1 みんなの妹 しおりん!
エピソード2 絶対アイドル あーりん!
エピソード3 元気でありやす ももか!
エピソード4 笑顔が一番 れにちゃん!
エピソード5 俺らが支える かなこぉ↑↑
これで推して知ってくださいwww
いや、ちゃんとストーリーはあるんですけど、かいつまんで魅力を言うとこれのようになるわけです。決して面倒だからではありません!!

まあね、演技が主流ではないですから、いろいろな面で素人さは全開なんですよ。
だけどね、時々見せる、笑顔だとか、悩んでる顔だとか、微妙な表情の変化は本当にはっとさせられるものがあるんですよ。
それに、「お!?」っと思わせる場面もちらほら、特にエピソード3のももかのワンシーンはなかなかの名場面。

ストーリーの殆どが恋愛関係という、青春スーツ再装着必須のもので、映画としてはまあ見るところは確かにないんですが、アタクシはこの作品が大好きです。

…本編よりもメイキングのほうが面白いってどうにかならんかwww

パラノーマル・エンティティー

ヒット作が公開されると真っ先に出てくるの類似モンのC〜級作品。
今回もとても紛らわしいタイトルの映画が出てきている。
それが「パラノーマル・エンティティー」配給は我らがクズ映画ファンの見方アルバトロス。
しかしこの作品はたちが悪いね。何がたちが悪いって本家より金がかかってるだけじゃなくて本家よりも面白いんだもの。
ストーリーは、まんま〜アクティビティーなので割愛させていただくが、見せ方が巧い。
アクティビティーの方では、影であるにしろ霊体が写り込んでいるのに対し、こちらは一切出てこない。
心霊現象もこちらの方が数段過激なものが出てくる。特に鈴の場面はなかなか凝っていて工夫を感じる。
びっくり要素や直接的な描写も若干出てくるが、不自然なものではない。というか、やはりホラーにはある程度のグロも必要である。
そして、こちらの家族は家を離れてみたり、心霊研究家に除霊を頼んだりとしっかり対処法を模索しているのも好感が持てる。
まあ、突っ込みどころはいろいろあり、アクティビティーも良い作品であることには違いないが(主人公たちの自分勝手さは置いといて)、アクティビティーが物足りないと思った人は、こちらの方がお勧めかも。
そして、題名で往年の迷作「エンティティー―霊体」を想像した人は、素直にその邪な考えを捨てましょう。

伝染歌

阿部ちゃんが出てるって言うんで、ちょっくら観てみた。

というか、だいぶ前なので記憶があやふやな状態。

とりあえず、ホラー映画というジャンルにカテゴライズされてるけど怖くない。

無駄に時間が長すぎ。こんな題材で2時間超えなんてナンセンスにもほどがある。

むしろAKB48のPVでいんじゃね?

ま、いいネタにはなったけどね。

ファニーゲーム

クリスマス時期には愉快な映画を、ということで本日はハネケの「ファニーゲーム」を。
…ごめん、今の嘘。題名と違って愉快な映画じゃないから。
休暇中の幸せそうな一家を、白手袋をした2人組みの青年が恐怖のどん底へと叩き落すってのが主なストーリー。
詳しい内容は他を見てくれ。
犯人の顔が異様にムカついたり、ひたすら陰惨な暴力が続いたり、あっと驚く大逆転もないまま終わったりするので全然“ファニー”ではないんだけど、見方を変えれば確かに愉快。
犯人連中は時折、映画を見ている客に向かって話しかけてきたり、これが映画である旨の発言をしたり、更には“巻き戻し”という荒業を繰り出し、これはあくまで虚構である、ということを表現している。
犯人がしばし見せる笑みも「あんた等、この先もっと見たいんだろう??こうなりゃ面白いって思ってるだろう??」という表情が伺えるため、陰惨ながらあまり後を引くものではない。
自分がお世話になってるみんなのシネマレビュー等では、後味悪い映画として認知されているけど、個人的には特に後味悪いとも感じなかった(というか、いまだかつて心底不快な思いをしたのは1作品だけなのだけど)
…ただ、初めてこの類のものを見るとなると、しばし注意が必要。

グロテスク

“霊体ミミズ”で一世を風靡した「ノロイ」で一躍有名になった白石監督が「日本のスプラッタも世界に通用するんぢゃいッ!!」と鼻息荒くして作り上げたかどうかわからない作品。
ストーリーをかいつまんで言うと、誰からもモテないネクラ野郎がカップルを見るたび逆恨みして「感動させてくれ」という名目のもとひたすら八つ当たりの拷問を繰り返すというもの。
上映時間は1時間少々と割かし短い。主演女優も長澤つぐみという元AV女優なため最初は「これってAVなんじゃね??」という長い濡れ場がある。
残虐描写は悪名高き「ギニー・ピッグ2」を彷彿とさせるが、アングル等の関係で肝心なところはあまり映っていない。
しかし、またんきを潰す等男殺しの描写があるので、映像は映っていなくても十分痛さを感じる場面はある。
ま、最後のほうになってくるとほとんど冗談のような展開になってくるので、この手のものを見慣れた人は笑って見られるかも。
しかしDVDジャケットの裏にR-20ってのが書いてあるんだけど…ねぇ。

ギニー・ピッグ

最近だと「ソウ」だとか「ホステル」、「マーターズ」などといった拷問系のスプラッタがやたら多い気がする。
日本でも「グロテスク」の登場で、日本もやればできるんだという事が証明された。
しかし、約20年前に、上記の作品群が裸足で逃げ出すような真正鬼畜作品がこの日本で誕生していた。
その名も「ギニー・ピッグ」
意味はテンジクネズミ。要はモルモット。つまり実験台という意味で、“五感を侵食する苦痛の限界点の実験の報告”とかゆーお題のもと、野郎3人が女性をひたすら虐待してく、というユメもキボーも勿論救いも何もない内容。
その内容というのも、「100発殴り、罵倒し、蹴り倒す」とか「雑音をヘッドフォンで20時間聴かせ続ける」とか、「マットレスに縛り付けてひたすら臓物を投げつける」等の、精神的肉体的にくるものばかり。
そして最後は、「針をこめかみから眼球に貫き通す」という凄まじい内容。
大体、こうした内容の作品て云うのは、グロ描写は意外とチープだったりするのだが、この作品は当時の最新鋭の特殊効果を存分に発揮して創られているので、免疫のない人は一生トラウマになりかねない。
しかも、ただグロいだけではなく、上記のような精神的に追い詰める描写が多いので、本当に陰惨な内容になっている。
画質もチープ、キャスト等の記載一切なし、というつくりなのだが、それがより一層不気味な印象をもたらし、まるで本物のスナッフビデオのような錯覚さえ覚える。
まあ、目の肥えた人には、「なんかおかしくね?」というようにいろいろと突っ込みどころも見つかってくるんだけど。
残虐度で言うと、2作目にあたる「〜血肉の華」が最も残虐なんだけれど、真にヤバい内容の作品は、間違いなく1作目だろう。

たたり

エレナ「私はエレナ。
最近変わったことと言えば、病気だったお母さんが数か月前に亡くなったくらい。
ずっと私が面倒みてたんだけど、そのことを認めてくれる人は誰もいない。姉夫婦は「そんなのお前が看て当たり前じゃんボケ!!」ていう始末。
そこへ、一通の手紙が来たの。
『こんや 12じ だれかが しぬ』
…じゃなくて、『丘の家と呼ばれる家にあなたをご招待します。おいしい料理、美しい自然があなたを待っております。ぜひともお越しください。マークウェイ』
ちょうど気晴らしに休暇でも、と思ってたことだし、私行くことにしたの。姉夫婦は反対したけどそんなの関係ないわ。だってこいつら何も役立ってねゴホゴホ…
えっと、で無事に丘の家に着いたんだけど、早々に変なオヤジに『お前なんてしらねぇよバァカバァカ!』って言われたの。管理人とか言ってたけど、持ち主に文句言ってやるわ。
そんなこんなで屋敷内になんとか入って、同じく招待されたセオドーラって人とルーク、それに招待者のマークウェイって人に会えたの。
これから私のバラ色の人生が始まるわ♪と思った矢先、ちょっとした事が起こったの。
ていうか、ちょっとどころじゃないことが起こったの。
っていうか、今まで私知らなかったんだけど、ここって有名な幽霊屋敷らしいのよ。
やったわ♪一度リアルお化け屋敷いいってみたちょっと待てコラァッ!!
なに?新手の詐欺?私だまされた??
ん〜でも、実際居心地そんなに悪くないし、幽霊も信じてないし、もう少し居てみようかな…
ていうか、帰るとこ無いし…気晴らしに唄おうかしら。
♪お化けなんてな〜いさ
♪お化けなんてウ〜ソさ
…って言って〜た人の 家族が根〜絶や〜し根〜絶や〜し…

ということで、夏も過ぎ去るこの時期に名匠ロバート・ワイズの傑作恐怖映画「たたり」をば。
幽霊屋敷モノと言えばそれこそヘルハウスだとか、悪魔の棲む家、シャイニング、近くではホーンテッド・マンションなんかがあるが、おそらくはその頂点に君臨してるのではないかと思われる作品。
無論、時代が時代だけにCなんてものは一切使われてないのだが、幽霊を決して画面に出すことなく音響とカメラワーク、そして役者の演技で表現しきったことが素晴らしい。
ホラー映画というのは、まあ例えは非常に悪いがパンチラと同じようなもので見えるか見えないかの瀬戸際が一番恐ろしいのだ。
そこの所、今の映画人にも解ってほしい次第である(パンチラの方ではない)。
ちなみに、本作は99年にホーンティングとしてリメイクされている。
スピードのヤン・デ・ボンによるものだが、まさに“ホラーのことをまるで解ってない奴が作った映画”になっている。